答え:静岡県の郷土料理の一つです。
え、いや本当にその名前なんだからしょうがないじゃない。
いや、マジで。 ふざけてませんて。
■由来
なんと起源は江戸時代。弥次喜多の「東海道中膝栗毛」にも登場し、新撰組の近藤勇も好んだという由緒あるメニューです。一説には日本最古の玉子料理とも。
けしてB級グルメブームで町おこしのために作ったメニューではありません。笑
袋井市名物料理|たまごふわふわ 江戸時代から続くおいしい食べ物
■材料
- だし汁 200cc
- (水 200cc)
- (粉末だし 少々)
- (塩 ふたつまみ)
- (砂糖 ふたつまみ)
- (醤油or麺つゆ 小さじ1)
- たまご 1個
- みりん 大1
・用意するもの
土鍋などの保温性の高い鍋
■作り方
- だし汁を鍋に入れ沸かす。
↓ 濃い口醤油を入れすぎるとせっかくの仕上がりが黒くなって玉子の色が台無しになるんじゃないかと心配になるが、実際は鍋に張られた出汁と卵はほとんど混ざらないので、このくらいの濃さでも大丈夫。 - これが一番大事な工程。玉子をハンドミキサーでクリーム状になるまで混ぜておく。この際みりんを少し入れると泡立ちがよい。また少し塩を入れると味の輪郭が出る。
↓ 今回はハンドミキサーが無かったので頑張って手でやった。写真はまだ足りないのでここから5分ほど全力で混ぜました。 - 鍋が沸いたら蓋を取り、沸騰が少しおさまったタイミングでクリーム状の玉子を静かに、かつ一気に流し込む。混ぜない。
- 蓋をして蒸らす。再加熱はせず、余熱で調理します。蒸らし時間はお好みで10秒~2,3分ってところ。
■完成!!
いかにもふわふわ。白くて良い色。
さっそく江戸時代の大名気分で頂きましょう。
すくった感覚はとにかく軽い。
茶碗蒸しよりはスフレに近い。
味はまろやか、軽やかで、玉子の味と出汁の味。美味い。
飲んだ後の締めにもいける感じ。
↓ しっかり玉子をクリーム状に攪拌することで、このふわっとした厚みが出ます。あとは保温性のある鍋の使用ですね。
とにかく、玉子と出汁だけなので「ちょっと高い良い玉子」「昆布と鰹節でちゃんと取った一番出汁+適切な塩の量」を使えば数段上の味にレベルアップします。
興味のある方はお試しください。
■まとめ
前回、米と調味料のみ。
今回、だし汁と玉子のみ。
静岡の郷土料理シンプルすぎ…。
ということで、薪ストーブネタがちょっと足りないので料理ネタで場つなぎしております。
すいませんが、オフシーズンは時々こういうネタが入りますのでよろしくお願いします…。
(早く薪ストーブシーズンにならないかな~)